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白衣が掛けてありました。
かつては先生がこれを着て診察していたのでしょうね。
ナースな服はありませんでした。ざんねん? |
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この部屋の奥にドアがありましたが、ドアの向こうには古新聞やら古雑誌が満載に
積まれているので押してもびくともしません。
残念ながらこの先はすすめないようです。 |
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がれきの中に薬ビンが。
なんかカプセルも入ってますし、相変わらず赤色のラベルです。
あぶないのでこういうのは手を触れないでおきます。 |
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おっと、注射器のシリンダが!
針はついてないので未使用品でしょう。なんとガラスで出来ています。
今はプラスチックで使い捨てですから、かなり前のものだと思います。
この頃はC型肝炎なんて発見されてなかったんだろうなあ。 |
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引き出しの中にネガフィルムがありました。
透かしてみるとどうやら看護婦さんたちが写っている様でした。
たぶん、看護婦さんたちのスナップ写真じゃないかな? |
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あ、また薬入りのビンを発見です。
この薬はいまでは薬局でも買えるH2ブロッカー系の胃腸薬だと思いました。
鎮痛剤系や刺激の強い薬などは胃腸を荒らすことがあるようなので、胃薬も一緒に
処方されることが多いです。 |
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下をみると結構大きな柱時計が転がっていました。
どうやら新築祝いに寄贈されたものっぽいですね。
いまどき珍しい手巻きぜんまいの時計です。ぼんぼん時計って感じでしょうか。 |
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これは処方する薬や病名などが書いてあるハンコたちです。処方箋やカルテに
薬の名前や病名をを書く手間を省くためにこういうのをつかってぽんぽん押していきます。 |
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これは詳しくはわかりませんが、どうやらここの土地の権利書のコピーのようです。
なんでこんなところに放置してあるのかわかりませんが・・・。
まあ本物ではないからいいのかな? |
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バケツをのぞいてみると、採血した血液を保存するガラス容器がいっぱいありました。
確か、採血管というのかな。中は真空になっていて、血管に管がつながってる針を刺し、
管の先にも針が付いていて、採血管にその針を刺すと中に吸われるように血がぷしゅーと
入っていきます。入院したときの経験がこんなときに役に立つとは・・・。 |
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さて、この部屋はこのへんで後にして、さっきの部屋に戻って最初に目に付いたのが、
さきほどの手書きの原稿です。それを改めて読んでみると、こ、これは、よくニュースなどで
話題の精神鑑定書ではないか! 手書きのほかに清書された原稿もあり、それがこれです。
今の世の中ではいわゆる差別表現として自粛される語句が用語として使われています。
よくニュースとかでやっている精神鑑定というと心神喪失した凶悪犯が受けるものだと思って
いましたが、ほんの十数年前(だと思われます)はいわゆる知的障害などで比較的軽い
犯罪を繰り返す社会不適合者も受けさせられ入院させられていたのではないかと思わせます。
その人の生い立ちが凝縮されていますから読んでてとても切なくなります。
健康に生まれて育ってきたことを感謝しなければいけません。 |
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壁にカレンダーが貼ってありました。
やっぱり5年ものって感じです。 |
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カレンダーのとなりにはリカちゃんのシールが貼ってありました。
ちょっとだけほのぼのします。 |
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さらに横には新聞の切り抜きが貼りつけてあります。
小学生連続刺殺までとはいかなくても、どの時代でも一部の精神病患者は犯罪を起こすようで、いまではプライバシーの保護や人権的なことで報道を自粛したりしてるようですが、この時代では患者の情報を公開して捜査してたようです。 |
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ああ、コピーとはいえ保険証がこんなところに放置してありました。
確かに大切なものだと思います。 |
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